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リドレー FENIX 圧倒的なプライスパフォーマンスを持つエントリーカーボン [自転車ニュース]

2013年モデルは新たに3機種を投入して、今まで以上に隙の無いラインナップを完成させたリドレー。その中において衝撃をもたらしたのがこの「フェニックス」だ。フレームセットで14万4900円という驚きの価格は、これまでのオリオンに代わる最も手ごろなカーボンモデルとなるが、その内容は圧倒的なプライスパフォーマンスを誇るもの。

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リドレー FENIX

昨年のパリ〜ルーベでロット・ベリソルのエーススプリンター、アンドレ・グライペルが駆り、その性能に好印象を得たことで、今シーズンは同チームの多くの選手がこのレースでフェニックスに乗る予定というのも見逃せないポイント。

そんなトッププロのお墨付きのフェニックスは、素材に24トンのハイモジュラスカーボンを用いて完全な新設計により誕生した。これまでプロレースで数々の実績を収めてきたダモクレス、そしてエクスカリバーのコンセプトが反映されているのだ。

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ダモクレスを思わせるエッジチュービングによって角断面に成型されたダウンチューブ

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横扁平したトップチューブはヘッド部のねじれ剛性を高め、乗り心地の向上に貢献する


フロントセクションにはダモクレスで生まれた「エッジチュービング」コンセプトを展開し、ヘッドチューブは下側に1-1/2インチ径のベアリングを搭載したテーパースタイルを採用。トップチューブは横方向に、ダウンチューブは縦方向への変形を大きくしつつヘッドチューブに接合され、ボリュームアップが図られている。大ボリュームクラウンを持つフロントフォークとの組み合わせにより十分なフロント部の剛性を実現し、ダンシングでの高い反応性、正確なコーナリングといった性能を追求した。

ペダリングフィールを左右するハンガー部はプレスフィット30対応のハンガーシェルを軸に構成される。ダウンチューブのBB側は横幅の大きなハンガーシェルに合わせるように横方向への変形を強め、一体感のあるチェーンステーを組み合わせることで、プロ選手のパワフルなペダリングにも耐える十分な剛性を持つパワーラインとしている。

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テーパードヘッドとエッジチュービングによって十分な剛性を確保するヘッドまわり

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オーバーサイズBBを中心とした一体感のあるハンガー部は、ペダリングのパワーロスを防ぐ

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十分なボリュームが与えられ正確なハンドリングに貢献するフロントフォーク


また、パリ〜ルーベにも投入されることからも想像できる通り、高い振動吸収性を備えるのもフェニックスの特徴だ。この性能についてはエクスカリバーに採用されたシートステーの作りが効果を発揮する。モノステーはシートチューブの接合部から横方向への変形を大きくし、そのままリヤエンドへと結ばれ、これが板バネのような効果を発揮して路面からの突き上げを和らげる。同時に横方扁平のトップチューブも乗り心地に貢献している。

バイクの挙動の安定と乗り心地にはフロントフォークによる振動減衰効果が欠かせないが、フェニックスはその点も入念に配慮されている。ポイントとなるのはフォークブレード先端の形状で、この部分を細身に成型し、路面からの入力に対して積極的に動かして振動を和らげるのだ。

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優れた乗り心地のためにシートステーは横方向へ扁平加工され、細身に仕上げられる

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ダウンチューブの下側には電動コンポのバッテリーを直付けできる台座を標準装備する

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十分なボリュームを持ち、肉厚なディレーラーハンガーを備えトラブルにも強いリヤエンド


さらにフォークブレードはクラウンに対してオフセットした形で接合され、これが振動を直接ライダーに伝えることを緩和。こうした巧みな設計を行なうことで、フェニックスはエントリーグレードながらプロ選手のパワーを受け止める“強さ”と、パリ〜ルーベを走破できる“しなやかさ”を高いレベルで調和させるに至った。

また、細かな仕様でも使い勝手への配慮が見られる。シート部はホビーレベルのライダーにも使いやすいオーソドックスな方式とし、電動変速にも対応したバッテリー台座と内蔵式ワイヤシステムを装備するなど、幅広いユーザー層が想定されている。年々エントリーグレードのカーボンモデルは各社充実を見せているが、フェニックスのパッケージは数ある2013年モデルの中でも、ひときわ際立つ存在と言えるだろう。


【仕様】
リドレー FENIX
サイズ XXS、XS、S、M
カラー 1303B-RED、1303B-BLUE、1303D、1303E
フレーム素材 24Tハイモジュラスカーボン
重量 フレーム単体=1250g、フロントフォーク=400g
フレームセット価格 14万4900円



【のっぽさんのコメント】
いやー最近Ridley(リドレー)にはまってます。Wilier Gran Turismoの価格が上がったり下がったりしているうちに、地元のショップで見たNOAHを見てからRedley熱が冷めません・・・(^_^;)
あの、薄いダウンチューブに心を奪われてしまっているのです。[黒ハート]
Fenixは、形状はNOAHと異なり、エアロロードではなく、クラシックレースなどハードな路面で十分な走行性能を発揮するように設計されているようです。[グッド(上向き矢印)]
なんといってもフレーム価格が14万4900円なのに、昨年のパリ〜ルーベでロット・ベリソルのエース、アンドレ・グライペルが使用したことからも性能の高さがうかがえます。[右斜め上]
エアロロードのNOAHよりフレーム価格が10万円安いので、のっぽさんまた少しときめいちゃってます。[ハートたち(複数ハート)]
『フレームからロードを組んだら楽しいだろうな』って、思っている今日この頃です。[手(チョキ)]


ではでは。 [わーい(嬉しい顔)]


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