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Ridley NOAH 独創的なアプローチで高い空力特性と優れた走行性能を両立 [自転車ニュース]

エアロロードというカテゴリーが確立され数年。このジャンルに早い段階で参入したのがリドレーであり、その代表モデルがこのノアである。2009年のフルモデルチェンジでは第2世代となり、細かな仕様変更を経ることで進化を続けている。

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リドレー NOAH

そして高い戦闘能力を備えロット・ベリソルチームの主要機として、エーススプリンターのアンドレ・グライペルをはじめ数多くのライダーに勝利をもたらしていることは周知の事実。ノアがロットチームでも多く使われる理由は、優れた空力性能を備えつつも、反応性や安定性、そして快適性などロードレースに求められる要素を高いレベルで融合させているからに他ならない。

エアロダイナミクスの追求は、翼断面チューブを多用して行なうのが常とう手段であり、ノアの各チューブもそれに則ったもの。しかし、このバイクはそれだけに留まらず独自の技術を数多く盛り込むことで、その確固たる地位を築いているのだ。

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ダウンチューブのボトル台座近くにはカンパニョーロEPSの電子ケーブル内蔵穴が設けられる

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テーパードヘッドの採用によって、エアロフレームながら十分なボリュームを持つヘッドまわり


その中でも目を惹くのがフロントフォークとシートステーに搭載した「Fスピリットフォーク」だ。エアロパーツをブランドとして名高いオーバルコンセプト社と共同開発したこの独自技術は、走行時にスポークが乱す空気を整流する効果を発揮し、同社のテストによると空気抵抗を7.44%削減できるという。

そして、もう一つのエアロダイナミクス技術が「Fサーファス」。フレームのヘッドチューブ、ダウンチューブ、シートチューブには幅5ミリ程の特殊なテープが装備されている。その表面はザラついた加工が施され、この処理がフレーム表面を伝う空気を整流し、4.1%の空気抵抗削減をもたらす。また、ワイヤー類の内臓仕様も空気抵抗削減に貢献し、2012年モデルからは電動式と機械式双方に対応している。

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トップチューブはアーチ状のフォルムが与えられ、乗り心地の向上をはじめ快適性に貢献する

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プレスフィット30規格を採用したオーバーサイズBBによってハンガー部の高剛性が追求される

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フォークブレードには2つのスリットが設けられ、スポークが起こす空気の乱れを整流する


ノアはこれらのエアロテクノロジーを盛り込むことで、時速40kmの走行時におけるパワーを約15ワット低減することを可能にしている。しかしエアロ性能を追求したバイクにありがちなのが、ハンガーやヘッド部のねじれ剛性、さらには十分な乗り心地の確保が難しくなることだ。

これに対しノアはまず、ハイモジュラスカーボン素材のグレードを単一ではなく、フレームにおいて剛性と強度、そして柔軟性が必要とされる部分を見極め、50、40、30トンのグレードを適材適所に配置する。その上でフレーム形状とバランスさせて最適な剛性を作り上げている。

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翼断面に成型されたシートチューブは、リヤタイヤに沿うような形状でエアロ効果を高める

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十分な断面積を持つチェーンステーは内側に絞り込んだデザインにより剛性と柔軟性をバランスする

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一体感のある作りで剛性を確保するリヤエンド。エアロダイナミクスを意識した翼断面形状だ


ヘッド部については、下側のベアリングを1-1/2インチ径としたテーパードヘッド採用。さらにハンガーシェルはプレスフィット30規格のオーバーサイズタイプに進化を遂げた。こうしてパワーラインの要所に十分なボリュームを与えることで、プロ選手のパワフルなペダリングを受け止める高いねじれ剛性を確保する。

このパワーラインとのバランスを図り、フレーム全体の剛性を最適化するのがアッパーラインだ。とくにアーチシェイプされたトップチューブは、縦方向に固くなりがちなエアロ形状のフレームに柔軟性を与え、乗り心地を高めるために大きな役割を果たす上、ダンシングでの軽やかなバイクの振りといった効果もたらすことでスムーズな加速を演出する。


ノアが現行形に生まれ変わってからはや5年。しかしフレーム形状をほぼ変えることなく、プロレースで多くの実績を残しているのは、エアロダイナミクスの高さに加え、優れた動力性能をバランスする数々の技術を集約した基本設計の高さゆえだ。進化を続けるリドレーのフラッグシップは、今年もロット・ベリソルの選手たちに多くの勝利をもたらすだろう。


【仕様】
リドレー NOAH
サイズ:XS、S、M
カラー:ロットレプリカ
フレーム素材:50/40/30Tハイモジュラスカーボン
重量:フレーム単体=1280g、フロントフォーク=450g
フレームセット価格:36万1200円



【のっぽさんのコメント】
Ridley NOAHの紹介です。[グッド(上向き矢印)]Redley は、エアロロードの先駆けですね。[ぴかぴか(新しい)]
Redleyが先に投入したシートポストのカットや、翼のように薄いダウンチューブを、サーベロやKuotaは採用していますよね。[ひらめき]
このNOAHは、Ridleyの中でもミドルクラスで、石畳や平地での走行だけでなく山岳もこなすオールラウンダーとして、多くのプロライダーに愛されています。[黒ハート]
エアロロードとしては、決して軽量でないフレームも、石畳などの走行を考慮してのことでしょうか[exclamation&question]
実は、のっぽさん以前からRidleyに乗りたかったのですが、最近またお熱を上げているモデルがあります。[右斜め上]
NOAH RSです。LOVE LOVE NOAH RS
フレームだけで24万円オーバーなので、今はちょっと手が出ませんが、お金持ちになったら絶対手に入れたい一台です。[揺れるハート]
この件については近日レポートしたいと思います。[るんるん]


ではでは。 [わーい(嬉しい顔)]


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